富士宮の病院で若い看護師さんに座薬や脇を剃られた日

10年ほど前、会社の激務により心体ともにストレスにやられ、ついに肺に穴が開いてしまった。
肺気胸というやつだ。
この病気の症状としては、とにかく呼吸するのが苦しい。
まぁそれくらいなのだが、私の場合左肺だったので「心臓!?」とかなり焦ったのを今でも覚えている。

富士宮市の総合病院にいき、レントゲンを撮り即入院。
そして病室に連れていかれると、横向きに寝かされ左脇のすぐ真下をメス。
(もちろん麻酔済み。)

穴の開いた肺から漏れた空気を外に出してやるために、先ほどメスをいれた部分にクダを押し込まれる。
実はこれが一番辛かったのだ。
グイグイ押し込む音や、体の中にクダが入っていく感触がまだ鮮明に思い出せる。

漏れた空気を外に出し、自然に肺が膨らみ穴が塞がるという自然治療で2週間くらいで退院した。
だが退院前に担当医から「この病気は再発率が高いから、再発したら次は手術をしましょうね」という恐ろしい言葉を頂き、無事退院。

そして一ヶ月後、めでたく再発。
一度経験してるので肺に違和感を覚えた瞬間に、2秒くらいで確信した。

再度病院に行き、例の儀式を済ませ入院生活が始まった。
ちょうど私が入院した頃、オリンピックの真っ只中で、クーラーの効いた病室でほとんどの競技を優雅に観戦できた。
8月の中頃だったか、手術の日が近づくにつれ色々と検査が始まった。
看護師いわく、一番痛い注射とよばれる注射を、打ったあとに教えられた。本当に痛かった。

手術当日は看護師さんにワキ毛を剃られた。
そして手術室に到着すると、心を落ち着かせるためなのだろう、クラシックが流されていたが全く効果はなかった。
人生初めての全身麻酔は2秒くらいで記憶がなくなった。

術後、集中治療室に運ばれたが、その晩40℃近い熱が出て看護師さんに座薬を注入される。
偶然なのか、脇を剃ったときと同じ若い看護師さんだったので相当恥ずかしかったが、まぁ、それどころではなかった。
おそらく、看護師求人富士宮市で新人ナースとして働き出したばかりなんだろう。

退院して10年たつがあれから再発なしていない。
完治したと思っているが、たまにピキッと左肺が痛くなるともある。